NXP Semiconductorsは、スマートホームや商用/産業用機器に、オフライン顔/表情認識機能を追加するマイクロコントローラ(以下、MCU)ベース・ソリューションを発表した。NXPのクロスオーバー・プロセッサで、FreeRTOSを駆動するi.MX RT106Fをベースとした新しいMCUベース顔認識ソリューションにより、OEM企業はさまざまなスマート家電、サーモスタットなど、IoT製品に顔/表情/感情認識機能を迅速、容易に、低コストで組み込むことが可能になる。
i.MX RT106FはNXPのOASISフェイス・プロセッシング・エンジンの性能を活用しており、クラウド・コネクティビティを必要とせずに、ニューラル・ネットワークを使用して顔検知、認識、なりすまし防止を行う。また、エッジでのローカル処理によりユーザーのプライバシーを確保する。
さらに、既存アプリケーションにフィットする超小型フォームファクタを使用しており、高精度で低レイテンシの顔/表情認識の実装に必要な機能すべてをバンドルしている。この組み込み型プラットフォームは量産対応の事前認証済みハードウェア/ソフトウェア・ツールのほか、カメラ/ディスプレイ・ドライバを搭載したNXPの顔/表情認識向け完全統合型OASISフェイス・プロセッシング・エンジンを搭載している。
NXPは現在OEM企業に対し、同ソリューション向け評価/開発キットへの早期アクセスを提供している。ブロード・マーケット向けには2020年第1四半期に提供開始予定とした。
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