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ユニリタとキヤノンITS、業務プロセスの可視化とアジャイル開発の内製化を支援するソリューションを提供開始

ユニリタとキヤノンITS、業務プロセスの可視化とアジャイル開発の内製化を支援するソリューションを提供開始

近年、企業の業務において、手作業やシステムの分断により業務が属人化し、意思決定につながる有意なデータの取得・蓄積・活用ができていないほか、手作業のデジタル化やシステムの連携・統合を進めたいが、現状プロセスやデータ構造は拠点・事業・部署毎にバラバラな状態で標準化が進められず、IT化に多大な時間とコストがかかるなどといった課題がある。

株式会社ユニリタとキヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、企業による業務プロセスの可視化とアジャイル開発の内製化を支援する「プロセス志向のアジャイル型ソリューション」の提供を開始した。

同ソリューションは、業務可視化ツールとローコード開発プラットフォームを組み合わせ、かつ特定業務を想定したテンプレートを提供するソリューションである。

具体的には、ユニリタの業務可視化ツール「Ranabase」を用いて、対象業務プロセスを改善するBefore/Afterの姿を想定した業務プロセステンプレートを提供する。現状業務の可視化、課題と対応策の特定、あるべき姿の業務プロセスの定義を、コンサルテーションを通じ体験できる。

また、キヤノンITSのローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」を用い、対象業務に必要とされるシステム機能の部品群をテンプレートとして提供するほか、エンジニアが開発をリードしアジャイル開発を体験できる。

さらに、業務プロセスをデジタル化できるだけでなく、そこで生み出されるデータをどのように活用して意思決定に活かすかを検討し、データドリブンな改善サイクルを実現する。加えて、Ranabaseによる業務プロセスの編集方法、WebPerformerによるアジャイル開発方法の実践を通して各種の活用法を短期間に習得できる。

同ソリューションにより、現状業務とあるべき姿の業務プロセスが可視化され、並行して実機画面を見ながら機能検証が可能となり、関係者間の合意形成が進みやすく、理解齟齬による開発手戻りが防止できる。また、アジャイルでリリースを繰り返すことで早期に着実な効果が期待できる。

両社は導入企業の目標として、2022年度中に累計10社を目指すとしている。

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