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オムロン、小中規模の生産設備の性能向上とスマート化に貢献

オムロン、小中規模の生産設備の性能向上とスマート化に貢献

オムロン株式会社は、「Sysmacオートメーションプラットフォーム*1」(以下、「Sysmac」)の中核を担うマシンオートメーションコントローラーのラインアップ拡充として、「NX1P」を2016年10月3日よりグローバルで一斉に発売する。

オムロンは、生産現場における“制御進化” (integrated)、“知能化”(intelligent)、 “人と機械の新たな協調”(interactive)のオートメーションで、モノづくり革新に取り組んでいる「Sysmac」は、ソフトウェア技術で各種のアプリケーション機能を作り出すことで、生産現場で“制御進化”と“知能化”を実現する、ファクトリーオートメーション機器の最新プラットフォーム。

「NX1P」は、これまでSysmac NJ/NXシリーズを通じて最先端の大規模設備や次世代設備で培った、高度な摺合せ制御のノウハウやデータを活用した生産プロセスの改善ソリューションを、汎用的な小中規模の生産設備にも展開しやすくした、マシンオートメーションコントローラーのエントリーモデルである。

近年、製品の多品種少量生産やグローバルでの最適地生産の流れが加速し、高品質な製品を安定的かつ効率的に生産するニーズが世界中で拡大している。こうした中、設備メーカー各社では、最先端の生産設備だけでなく、汎用的な小中規模の生産設備に対しても、より高速・高精度な製品の加工や、機器の故障による設備の停止を未然に防止するためのデータ活用システムの追加等、生産設備の性能向上やスマート化が求められている。

「NX1P」は、高速・高精度な製品の加工を実現するモーション制御と現場主導によるIoTを実現するネットワーク環境をワンパッケージで提供し、高度な摺合せ制御のノウハウを小中規模の生産設備に適用することで、生産設備の性能向上やスマート化に貢献するという。

主な特長は下記。

高機能なモーション制御の実現

EtherCATポートを内蔵し、最大8軸のサーボシステムを制御可能。同期制御を実現するモーション制御機能は、最大4軸まで適用でき、設備の高速、高精度化を実現。

現場発のIoTを実現するネットワークを搭載

EtherCATとIO-Linkによって、設備の各種データを収集し、付加価値の高いモノづくりを実現。

高機能な制御と使いやすさを追求してワンパッケージ化

*1 Sysmacオートメーションプラットフォーム
モノづくり現場におけるオートメーションの構築に必要なさまざまな制御要素を一つにつないで制御し、一つのソフトウェアで管理する、オートメーション機器のプラットフォーム。世界標準のプログラミング言語体系に準拠し、グローバルオープンなネットワークを採用、グローバルで標準化したシステムの構築を可能にしている。また、機械や装置内の制御ネットワークに接続された機器と、生産現場の情報通信ネットワークをシームレスに接続。ネットワークに接続した機器をオートメーションソフトウェア「Sysmac Studio」で一元的に操作し、開発生産性の高いプログラミング環境を実現する。
*2 パッケージ形状PLC CP1H(同社従来機種)との比較:30倍。2016年9月現在 同社調べ。

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