ロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)では、中堅・中小製造業が簡単に、低コストで使えるIoTツールを募集し、応募されたツール情報を「スマートものづくり応援ツール」として取りまとめたという。経済産業省は同取組を支援しており、今後も中堅・中小製造業のIoT活用の推進を図るという。
欧米企業等を中心にIoTの活用による製造業の新たなビジネスモデルの創出が始まっている中、日本の中堅・中小製造業は、IoTで何ができるのか、どのようなデータをどう活用したら良いのか等の悩みを持っている。そのような悩みを抱える中堅・中小製造業が、「高度で手の届かない」という認識を捨て、より簡単に低コストで使える業務アプリケーションやセンサーモジュール等のツールを着実に活用できることが望まれる。
これまで経済産業省ではRRIと協力し、「WG1:IoTによるビジネス変革WG」において製造業全般におけるIoT活用の推進を行ってきた。上記を踏まえ、RRIでは、本年7月27日~8月26日にかけて、中堅・中小製造業がより簡単に、低コストで使える既存のアプリケーション・センサーモジュール等のツール等(新規開発も含む)を全国から募集した。
中小製造業経営者を中心とする審査委員会を踏まえ、応募・提案されたツールの中から、「スマートフォンなどの身近なデバイスを活用し、稼動情報の見える化を行うツール」や、「写真や動画を活用して作業効率化」を行うツール等、106件のツールを「スマートものづくり応援ツール」として選定し、RRIのHPにて公表した。公表ページは下記参照。
「第1回 中堅・中小製造業向けIoTツール募集イベント」募集結果
出典:経済産業省ウェブサイト
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・経済産業省
・ロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)
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