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スマートバリュー、企業の交通事故課題をM2M/IoT技術で解決する「CiEMS 3G」が1年間で契約台数倍増

株式会社スマートバリューは、企業の自動車事故削減に役立つ車両運行管理に特化したM2M/IoTサービス「CiEMS 3G(シームス スリージー)」が、2016年度実績(2015年7月~2016年6月)で、200%超の受注拡大したことを発表した。

「CiEMS 3G」は2015年4月にローンチ以来、2016年度(2015年7月~2016年6月)は導入数が倍増するなど、実績を有している車両運行管理サービス。当時の一般的な運行管理システムは取付・設置に工事の必要があり、日程調整やスタッフの拘束、1台約1~2万円の費用が発生するなど、企業にとって大きな負担となっていた。

同社が開発したM2M/IoTサービス「CiEMS 3G」は、特別な工事をすることなく、誰でもワンタッチで装着が可能。そのため、営業車両など企業で利用する自動車の運行管理システムを、より簡単に導入することができる。さらに、交通事故削減の効果も高く、企業が抱える車両管理に関する課題解決を実現できるサービスである。

スマートバリュー、企業の交通事故課題をM2M/IoT技術で解決する「CiEMS 3G」が1年間で契約台数倍増

機能・特長は以下のとおり。

  1. 車両管理担当が必要な車両に関するデータや機能をまとめて提供
  2. 手間のかかる取付工事は不要(車載機の設置時間は約10秒)
  3. 車載機、アプリケーション、セキュアなモバイル回線などをワンストップ提供
  4. 燃費や車両整備のコストを抑える

棒ラーメンでおなじみの「味のマルタイ」などの商品を展開する株式会社マルタイが、同サービスを利用している。マルタイでは全国に取引先をもつため、日々多くの社員が車での営業活動に従事している。営業車両に取り入れることで詳細なドライバーの運転動態がデータ化され、交通事故発生の防止を実現したという。

<過去の実績例>
・250台の導入⇒年間の燃料費約20%削減
・全保有車両へ導入⇒年間の事故件数67%削減

同社は、2016年8月よりモビリティ向けIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」の提供を開始している。これは、約10年におよぶ初期テレマティクスの開発・提供による実績や、「CiEMS 3G」で活用してきたノウハウをプラットフォーム化したサービス。運転動態にまつわるビッグデータを分析、対外的に解放することで、車両管理のアプリケーションの手軽な構築を実現する。これは、将来市場で期待されている「自動運転」や「テレマティクス保険」に必要不可欠な技術だ。

そして、「CiEMS 3G」については、2016年度中に累計契約数1万台規模を見込んでおり、2016年10月にはテレマティクスなどの利用による保険料割引対象サービスへ採用されるなど、幅広く展開をしている。

本格的な自動運転時代に向けて、同社はこれまでのノウハウを生かし、ビッグデータ提供サービスなどの新たな事業展開も図っていくという。

【関連リンク】
スマートバリュー(Smartvalue)
CiEMS 3G(シームス スリージー)
クルマツナグプラットフォーム

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