サイトアイコン IoTNEWS

メイテック、製造業エンジニアの77.0%は「技術職として生涯働きたい」と調査結果発表

株式会社メイテックが運営するエンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」では、「新社会人・若手社会人の意識調査」を実施した。最終回となる今回は、キャリア観に関して、技術系職種に就いた20代の新社会人・若手社会人(以下、若手)と製造業エンジニアとして働く30歳以上の先輩社会人(以下、先輩)を比較したレポートを紹介している。

期間:2017年6月27日~7月3日
対象:
入社1~3年目の若手社会人 技術系職種:100人
30歳以上の先輩社会人 製造業エンジニア:100人

この調査では、技術職として働く人たちが、どんなきっかけがあって現在の職業で働くようになったのか、現在の業務内容に満足しているのか、何歳まで働きたいと考えているのか、技術職のキャリア観について調べている。

「手に職」「安定」で技術職を選んだ若手、「好き」「憧れ」で選んだ先輩エンジニア

技術職を目指したきっかけを若手と先輩とに自由回答形式で調査。その結果、先輩(有効回答数:98人)では「子供のころ電子工作が好きだった」「モノづくりに憧れた」など、「好き」「憧れ」といった動機で技術職を目指した人が47.9%を占めた。一方、若手(有効回答数:91人)では「好き」「憧れ」といった理由を挙げた割合は19.8%にとどまったという。

逆に若手の回答で目立ったのが「手に職をつけたかった」「安定性がある」といった動機で、14.2%を占めた。先輩で「手に職」「安定性」を挙げたのは5.1%だった。

技術職を目指したきっかけとして寄せられた主な回答(自由回答)は、次の通り。

学校で理系が得意だった/専攻していた

ものづくりが好きだった

将来性/安定性/待遇に惹かれた

その他

希望する製品・サービス分野は「自動車」「半導体」「IoT」

技術職として働く回答者たちは、どんな業務を希望しているか。「製品・サービス分野」では、先輩社会人(有効回答数:99人)からの回答が最も多かったのは「自動車」関連が7人、次いで「IoT」「半導体」関連が3人となった。一方、新社会人・若手社会人(有効回答数:89人)からは「自動車」関連が4人だったが、それ以外には3人以上が希望する製品・サービス分野はなかった。

続いて希望する「業務内容」を質問した結果は次の通り。業務経験を積んでいる分、先輩社会人が「開発マネジメント/管理業務」(新社会人・若手社会人:10.0%、先輩社会人:15.0%)を希望する割合がやや高く、「答えられない」(新社会人・若手社会人:26.0%、先輩社会人:11.0%)とした回答者は少なかったという。

20代社会人、2人に1人が働けるのは「60歳まで」と考えていた

「何歳まで働けると思うか」と尋ねた設問では、先輩は60歳以上との回答が66.0%を占めたが、若手では33.0%だった。

「技術系職種として、生涯働き続けたいか」という質問に対しては、「はい」と答えた先輩は77.0%、若手は57.0%だった。

技術職で生涯働き続けるために必要なのは「最新技術への興味」「柔軟性」

技術系職種として生涯働き続けるために必要なことは何かという質問に自由回答形式で寄せられた主な回答は次の通り。

最新技術への興味

柔軟性

その他

【関連リンク】
メイテック(MEITEC)
fabcross for エンジニア

モバイルバージョンを終了