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IDC、2018年~2023年国内第3のプラットフォーム市場は年間平均成長率7.2%で成長と発表

IDC、2018年~2023年国内第3のプラットフォーム市場は年間平均成長率7.2%で成長と発表

IDC Japan株式会社は、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、通信サービスを含む国内第3のプラットフォーム市場を調査して、2019年~2023年の市場予測を発表した。

同調査によると、2019年の同市場の市場規模(支出額ベース)は、16兆3,307億円となり、前年比成長率は6.5%を見込んでいる。そして、2023年には同市場は21兆7,515億円に達し、2018年~2023年の年間平均成長率(以下、CAGR)は7.2%になるとIDCでは予測している。2020年は前年のノートブックPC特需の反動で成長率がやや低くなるが、その後は堅調に推移するとみている。

IDCでは、同市場を、企業分野、非企業分野(中央官庁、地方自治体、教育)、消費者分野に分類して、分析した。

また、同市場を産業分野別に見ると、CAGRが12%を超えて特に成長が予測される産業分野は、組立製造、通信、専門的サービスだ。

さらに、同市場を従業員規模別に見ると、2018年~2023年のCAGRは従業員規模1,000人以上の大企業において12.6%と最も高く、次いで従業員規模500~999人の中堅企業が10.7%、従業員規模100~499人では10.3%と予測している。

企業がDXに取り組む上で、DX推進体制/人材の確保、本格展開のための投資余力、分析対象となるデータ規模などが重要となるため、規模が大きい企業ほど実行条件が整っているとIDCはみている。このことから、国内第3のプラットフォーム市場の中期的成長は、中堅および大企業が牽引するとした。

IDC Japan ITスペンディンググループのリサーチマネージャーである敷田 康氏は、「ITサプライヤーはユーザー企業に対して、従来型の投資評価基準にとらわれない、当該企業に固有の課題に沿ったDX向けKPIの設定を促し、DXイニシアティブが継続的な取り組みとなるよう誘導すべきである」と述べている。

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