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IIJ、マルチクラウド環境のセキュリティリスクを可視化する「IIJ CSPMソリューション」を提供開始

IIJ、マルチクラウド環境のセキュリティリスクを可視化する「IIJ CSPMソリューション」を提供開始

昨今多くの企業で、急速な環境変化に対応するためのクラウド活用が進み、用途に応じて複数のクラウドサービスを使い分けるマルチクラウド利用が広がっている。一方で、クラウドサービスでは容易にシステムを構築、拡張、変更できることから、様々な部署で多数のクラウドシステムが個別に構築されるようになり、各システムの状態、セキュリティ設定等を全社で統合的に把握、管理するのが難しいという課題が出てきている。

そうした課題を解決し、パブリッククラウドを安全に使うためのアプローチとして、クラウドシステムの設定を常時監視し、セキュリティ設定が正しい状態かどうかポリシーに沿っているかを確認できる仕組み「CSPM(Cloud Security Posture Management:クラウドセキュリティ状態管理)」という概念が注目されている。

株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は、AWS(Amazon Web Service)やMicrosoft Azure、GCP(Google Cloud Platform)といった各種クラウドサービスで構築した複数のシステムの設定を一元管理し、設定の不備を検出することでクラウド環境のセキュリティリスクを可視化する「IIJ CSPMソリューション」を提供開始した。

同ソリューションはCSPMを提供するソリューションで、米国Palo Alto Networksのクラウドネイティブセキュリティプラットフォーム「Prisma Cloud」を活用してネットワーク構成やストレージ設定、アカウント制御や暗号化設定など各クラウドリソースへのアクセス権限やパラメータ設定を分析し、設定不備による脆弱性を検出するとともに是正策を提示する。詳しい特長は以下の通り。

同ソリューションを利用することで、IaaSの設定不備によるシステムへの攻撃やセキュリティ事故の発生抑止につながるとのことだ。

なお、同ソリューションの参考価格として、初期導入支援が3,000,000円~、運用監視が3,600,000円~/年となっており、別途Prisma Cloudのライセンス費用が発生するとのことだ。

※1 CISベンチマーク:米国のセキュリティ組織「CIS(Center For Internet Security)」が策定した、システムを安全に構成するための構成基準およびベストプラクティスが記載されたガイドライン。
※2 NISTサイバーセキュリティフレームワーク:米国の政府機関「米国国立標準研究所(NIST)」が2014年に発行した重要インフラのサイバーセキュリティを向上させるためのフレームワーク。
※3 PCI-DSS:Payment Card Industry Data Security Standardの略で、クレジットカード情報を取り扱う際のグローバルセキュリティ基準。

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