サンシーアは、EC特化クラウド型WMS(倉庫管理システム)「Sun Logi(サンロジ)」で、中国の物流機器メーカー、クイックトロンと業務提携し、クイックトロンのAIロボットのAGV(無人搬送車)とのAPI連携を開始したと発表した。
今回のAPI連携では、サンロジが各ショッピングモールやカートシステムと受注を連動し、その注文内容にマッチングした商品をこん包する作業台などにクイックトロンのAGVが自動的に搬送する仕組み。出荷にかかる人件の削減と出荷量の増加に対応が可能になると同時に、出荷ミスやピッキングミスなどによる、手戻りをなくすことができるという。
クイックトロンは国内に対応したWMSを持っておらず、今回、サンシーアのWMSと連携することで、日本の物流業界にAIロボットを拡販する足掛かりにする。一方、サンシーアはクイックトロンのロボットに他社に先駆けて対応することで先行者利益を得て、業界内のシェアを高めたい狙い。今回、こうした両社の考えが一致したことで、業務提携とAPI開発を行うことにしたという。
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