生産スケジューラや帳票システムを手掛けるシムトップスは1月18日、在庫棚卸しや入出庫、ピッキング業務、物流・倉庫業務の効率化が図れる、複数のバーコードを一括して連続で読み取ることが可能なアプリケーション「i-Repo Scan」の提供を開始したと発表した。
「i-Repo Scan」は、iPhoneやiPadの標準のカメラ機能を使って、複数バーコードを一括して連続で読み取ることができる。在庫棚卸し、入出庫、ピッキング、製品出荷などのバーコードを使用する業務の時間を削減し、人的なミスのない正確なデータを収集できる。
また、バーコードの読み取り帳票、読み取り条件などの動作といった業務に応じたバーコード読み取りアプリを、Excelを使ってユーザー自身がノーコードで簡単に作成できる。
アプリで読み取ったデータは、同社の帳票電子化システム「i-Reporter」のデータベースで一元管理しており、在庫品の集計や、iPhoneやiPadから在庫管理システムなどの業務システムとのリアルタイムで連携が行える。
シムトップスによると、これまでバーコードの読み取りで、多くの現場で使われてきた専用ハンディターミナルは、端末が高価で、専用の読み取りシステムの開発・修正でコストと時間がかかっていたという。一方、i-Repo Scanでは、汎用的なiPhone、iPadで使用できるため、専用ハンディターミナルに比べハードウエアの導入コストが抑えられるとしている。
同社では、これまで「i-Repo Scan」を、帳票電子化ソリューション「i-Reporter」のユーザー向けオプションにしてきたが、利用しない顧客からも問い合わせが多かったことから、今回、専用版と位置付け、新しいサービスで提供することにした。
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