物流マッチング・配車ステーション運営を手掛けるファン・ステップ(鳥取県)は3月1日、トラック手配(傭車依頼)の受発注業務のオンラインサービス「配車ステーション」を開始したと発表した。
「配車ステーション」は、トラック手配の受発注をインターネット上で実行できるようにしたオンラインサービス。「フレンド」と呼ぶ取り引きを行う相手の申請と承認、トラックなどの傭車の検索、受注申請、発注といったメニューを提供する。AWSのクラウドサービスでシステムを構築しており、シンプルでわかりやすいユーザーインターフェイスを採用した。
トラック手配は、これまで電話やFAXでの受発注が一般的だったが、ファン・ステップでは電話を一度もかけることなく、受発注に必要な情報を元に受注希望を募り、受注希望を行い、受発注ができるようにした。そのため、電話よりも効率的な伝達が可能で、情報の取りこぼしを防ぎ、配車成約率の向上が見込めるという。
製造メーカーなどの荷主企業の利用も可能。発注までのすべてのデータが残る仕様のため、出荷業務の効率化に役立つとしている。また、発注先も運送ユーザーとして活用することができる。
ファン・ステップでは、配車ステーションを普及させることで、配車業務で電話やFAXといったアナログ通信が主流の物流業界のデジタル化を進めたい考え。今後は配車ステーションのアップデートを行う一方、物流業界のデジタルソリューションの一角を担っていくとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。