安田倉庫は4月13日、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)、レッドハットと、同社の総合物流サービス事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える物流業務管理システム「総合物流情報システム」で、「Red Hat OpenShift Service on AWS」を活用したハイブリッドクラウド環境に刷新したシステムを2月に稼働させたと発表した。
新たなシステムでは、基幹システムの段階的な刷新の第一弾で、インターネット経由での顧客からの入出庫指示や作業状況などの物流情報をリアルタイムで共有し、倉庫現場での作業状況の全社レベルでの可視化を可能にした。また、PC、ハンディターミナル、スマートフォンなどを活用し、業務のデジタル化と効率化を図った。
さらに、顧客ごとに特性の異なる商品や、入出庫に伴う固有業務への対応を容易にするため、「Red Hat OpenShift Service on AWS」を通じ、ソフトウエア開発技法の「マイクロサービス」を適用することで、最適化した物流サービスを短期間で提供できるようにする。
同社では今後、ビジネス環境の変化に追随する必要性が高い業務領域を段階的に「Red Hat OpenShift Service on AWS」に移行。プラットフォーム管理、サポート、更新をレッドハットとAWSのエキスパートが一貫して行うとともに、新しい技術を積極的に採用し活用することで、サービスの高度化を図るとしている。
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