SCSKは4月18日、運送事業者の車両・整備情報を一元管理できるクラウドサービス「運送革命」の提供を同日から開始すると発表した。
サービスは、運送事業者が車検証や請求書をスマートフォンアプリで撮影するか、請求書ファイルをPCからアップロードすれば、車両情報と整備情報がデータ化される仕組み。運送事業者はデータ化された情報を活用することで、法令の遵守状況の確認や車両コストの管理など、車両管理業務のスマート化や経営の改善ができるという。
料金は、1台あたり月額で1100円(税別)。初期費用は不要。また、対象車両について過去2年間の整備情報のデータ化を無料で実施する。
SCSKでは約140社の中小運送事業者へのインタビュー実施。その結果、多くの事業者で重要な経営資源となる車両情報の管理や活用が十分に行えていないことが明らかになったという。
同時に、車両や整備の情報が請求書や点検記録簿などの「紙」で扱われているため、情報管理や共有の業務負荷が高く、データを分析することが難しいことが背景にあることもわかった。そこで、車両や整備の記録を手間なくデジタル化し、車両コストの可視化・分析を可能するサービスを提供することにした。
同社では、5年後の2028年度中に5000社へのサービス導入を目指すとしている。
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