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IHIと野村不動産、新物流施設で立体自動倉庫「シェアリングサービス」と自動化機器「レンタルサービス」を導入

IHIと野村不動産、新物流施設で立体自動倉庫「シェアリングサービス」と自動化機器「レンタルサービス」を導入

株式会社IHIと野村不動産株式会社は、現在建設中の大規模物流施設「Landport横浜杉田」にて、立体自動倉庫のシェアリングサービスと自動化機器のレンタルサービスの導入を決定した。

「シェアリングサービス」は、施設の3・4階部分に約12mの吹き抜け空間に、最大4,020パレットの保管が可能な「立体自動倉庫」が設置されており、複数のテナントが共同利用することが可能サービスだ。荷量に応じてパレット単位で任意の期間予約が可能で、柔軟な入出庫・保管が可能だ。

各テナントは、共通のシステム上で空き情報の確認や事前予約、実績の照会などを行うことができる。

「立体自動倉庫」のイメージ

また、立体自動倉庫専用の非常用発電機の設置が想定されており、停電時でも約8時間の電力供給が可能となり、物流業務の滞りを防ぐ。

一方「レンタルサービス」では、野村不動産が2021年4月に開始している自動化機器の活用による物流オペレーションの最適化を行うプログラム「Techrum(テクラム)」に参画するパートナー企業の自動化機器等を、テナントに対してレンタルする。

なお、「Techrum」へ株式会社IHI物流産業システム(以下、ILM)が新たに参画し、ILMが提供するマテハンロボット及びWMSも利用可能となるとのことだ。

「Techrum」および参画するILMによる自動化機器のレンタルサービスの概要

IHIと野村不動産は、これらのサービスにより、設備準備のための初期費用や固定費をかけずに自動化システムを導入できるとしている。

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