オリンパス株式会社は、同社の物流拠点である相模原物流センターにおける倉庫自動化プロジェクトの一環として、レンゴー株式会社製の高さ可変自動梱包機「J-RexS(ジェイレックス)」を本格稼働したと発表した。
「J-RexS」は、段ボールケースの底面積を規定サイズ内で自由に設計でき、梱包する商品の高さに合わせて自動切断・封かんを行う自動梱包機だ。
刃物を使わない段ボール切断加工技術を採用しており、梱包資材の使用量を最小限に抑えることで、輸送コスト削減にも貢献する。
オリンパスは、同設備の導入により、梱包サイズの最適化と出荷作業の効率化を実現するとしている。
また、梱包後の箱のサイズと重量を測定し、測定データが運送会社へ自動送信される自動サイズ計測機も導入したことで、運送会社の荷受け時にサイズ・重量測定する作業も不要になったのだという。
これらの導入により、貨物の輸送サイズを最適化することができ、出荷容積の圧縮輸送効率の向上やトラックの台数削減が期待されている。
また、人手で行っていた梱包作業の一部を自動化することでの梱包作業効率化や、物流業者とのリアルタイムデータ連携を強化することでの出荷作業の精度向上、使用する段ボールの種類を従来の12種から4種に削減することでの梱包資材の使用量・費用の削減などが可能とのことだ。
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