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ヨロズ物流とスーパー・アカデミー、生成AIで属人的な配車業務を標準化するプロジェクトを始動

ヨロズ物流とスーパー・アカデミー、生成AIで属人的な配車業務を標準化するプロジェクトを始動

2026年4月に施行された改正物流効率化法などに伴う「物流の2026年問題」により、物流業界では荷主企業に対する規制強化が進み、持続可能なサプライチェーンの構築と利益確保が急務となっている。

しかし、実際の運送現場においては、運送距離や燃料代、高速代、さらにはドライバーの労働時間など複雑な条件を考慮する「配車業務」が大きなボトルネックとなっており、手配が熟練担当者の経験や勘に依存する属人化が企業の利益を左右する構造的な課題となっていた。

こうした中、株式会社ヨロズ物流は、株式会社スーパー・アカデミーと共同で、生成AIを活用して配車業務を標準化する「生成AI配車プロジェクト」を始動したと発表した。

同プロジェクトは、ヨロズ物流が蓄積してきた実務ノウハウと、スーパー・アカデミーが持つ生成AI導入支援の知見を融合させたものである。これまでベテラン担当者の頭の中にしかなかった配車のロジックを生成AIによってシステム化し、業務の標準化と効率化を目指す。

具体的には、ヨロズ物流の運送データを基に、依頼ごとの運送距離や変動する燃料代、高速代、人件費といった必要な経費を生成AIが瞬時に分析する。

これにより、赤字運行を防ぎ、1便あたりの利益を最大化するための最適な判断をAIがサポートする仕組みとなっている。

また、複数の条件を照らし合わせながら行っていたパズル要素の強い手配業務をAIがナビゲーションすることで、経験の浅いスタッフであっても熟練者と同等の手配が可能となる。

両社はまず、ヨロズ物流の実運用環境下において、生成AI配車モデルの精度向上と実証を進めていくとしている。

将来的には、実証されたシステムとAI活用のノウハウをパッケージ化し、同様の属人化や利益圧迫に悩む全国の中小物流事業者に向けて提供する計画だ。

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