ハコベル株式会社は、生成AIを活用し、物流の帳票データ入力を自動化する「AIデータコンバーター」を開発し、2026年6月より提供を開始すると発表した。
同システムは、取引先とFAX等でやりとりされる帳票の情報をAIが自動で読み取り、システム連携を前提としたCSV形式にデータを整備・変換するソリューションだ。
従来のOCRでは対応が困難であった、物流業務特有のカレンダー形式(特定の記号で積込日や配送日を示すなど)といった荷主ごとの独自のフォーマットを正確に読み取ることができる。(トップ画イメージ)
これにより、発注側の業務フローを変えることなく、受注側の入力業務を大きく効率化できる。
また、単なるデジタル化にとどまらず、読み取った情報から物流業務における「意味」をAIが見つけ出し、項目の割り当てを自動で実施する。
これにより、帳票ごとの読み取り箇所の都度設定が不要となる。
さらに、マスタデータの引き当てや固定値補完機能を備えており、暗黙の了解で帳票への記載が省略されているような不足情報の補完や形式補正までをAIが代替する。
出力形式はCSVに対応しており、配車システムに限らず基幹システムやWMS(倉庫管理システム)などとも連携可能だ。
具体的な導入効果として、ハコベルが自社の運送手配マッチングサービス業務において同システムのβ版を用いて検証を行った結果、従来は手作業で1日あたり約75分かかっていた配車管理システムへの入力業務が15分で完結するようになり、業務にかかる時間を80%削減することに成功した。
ハコベルは、社内検証で実効性が確認された同システムを、自社の他サービスの導入有無にかかわらず、2026年6月より広く販売・提供していくとしている。

