東京大学発のAIスタートアップである株式会社infonervは、在庫管理に特化したAIエージェント「Argus 4.0(アーガス4.0)」を開発し、2026年6月24日より提供を開始したと発表した。
「Argus 4.0」は、米Anthropic社の「Claude」を活用して構築された在庫管理特化型AIエージェントだ。同社の自動発注AI「α-発注」の計算基盤や100種類以上の設定パラメータ、操作マニュアルに自律的にアクセスし、対話を通じて在庫状況の分析から発注条件の設定変更までを実行する。
具体的には、担当者が「なぜこの数の仕入発注リストが推奨されるのか」を質問すると、AIエージェントが「α-発注」の需要予測データや統計パターンからその根拠をわかりやすく解説する。
また、単なる状況分析にとどまらず、担当者と共同して在庫戦略を立案・推進することが可能だ。
例えば、「お盆の長期休暇で発注できない期間に備えて、在庫を無理なく増やしたい」と指示すれば、適切な在庫積み増し計画を提示し、ユーザが承認することで「α-発注」の設定パラメータを自動で変更する。
さらに「大口取引先がなくなったため、今後の出荷量が減りそうだ」という独自の事情を伝えた場合も、それに合わせて仕入量を自動抑制する設定へと変更・提案を行う。
これにより、人間が手動で行っていた複雑な設定調整の手間が削減され、実務に即した在庫最適化がセキュアな環境で実現される仕組みとなっている。
今後infonervは、自動発注AI「α-発注」の全てのユーザに対して順次「Argus 4.0」の案内を進めていく方針だ。

