三井倉庫ホールディングス株式会社と三井倉庫ビジネスパートナーズ株式会社は、受託する出荷検品業務において、生成AIを活用した出荷検品アプリを開発し、2026年7月より導入を開始したと発表した。
同アプリは、スマートフォンのカメラで出荷リストと対象商品を撮影することで、生成AIが画像を総合的に解釈して正誤判定を行う、バーコードレス商材向けの出荷検品アプリケーションだ。
具体的には、従来のAI-OCR技術による品番などの「一定の規格内でのテキスト照合」とは異なり、生成AIを用いることで対象の画像を総合的に解釈するアプローチを採用している。
これにより、出荷リストと実物の表記方法や記載位置の違い、あるいは略称などが含まれていても、AIが文脈や特徴を深く理解して高い精度で正誤を判定できるようになり、作業者の熟練度を問わない均質な検品を可能にした。
さらに、出荷オーダの事前取り込みや、既存のシステムとの連携といった事前設定が不要なため、現場への迅速かつ容易な定着を実現している。
これにより、従来は現場でヒューマンエラーを防ぐために2名体制で行っていたダブルチェック作業を、アプリを活用した1名体制へと置き換えることが可能になったとのことだ。
今後三井倉庫グループは、今回の現場実装を通じて得られた知見をベースに、同アプリの機能拡充やさらなる汎用化を進めていく方針だ。
まずはグループ内の一部拠点や、類似する業務領域への段階的な検証と展開を進め、将来的にはバーコードでの一元管理が難しい多様な商材への適応力をさらに高めていくとしている。

