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common、AI自動配車ルート最適化サービス「ルートコンパスAI」を提供開始

common、AI自動配車ルート最適化サービス「ルートコンパスAI」を提供開始

物流業界において、ドライバーの拘束時間や運転時間の上限を厳格に定めた改善基準告示の改正、いわゆる「2024年問題」に伴い、輸送効率の確保と法令遵守の両立が大きな課題となっている。

特に、複数の拠点や集荷先・配送先が絡み合い、配送締切時刻や車両の条件が異なる複雑な配車計画を、特定の熟練担当者の「経験や勘」に深く依存している場合、業務の属人化や引き継ぎの難しさが深刻な事業継続リスクを招いていた。

さらに、Excelを用いた手作業での計画立案をしている場合、当日の数量変更や突発的なトラブル時にルートを組み直すための時間的ロスも現場の負担となっていた。

こうした中、common株式会社は2026年7月9日、集荷・配送のルート計画を自動で作成するAIサービス「ルートコンパスAI」の提供を開始した。

「ルートコンパスAI」は、配車ルート計画を数十秒で自動生成するクラウド(SaaS)型サービスだ。

数理最適化とAI技術を活用し、複数拠点や異なる締切時刻、自社便と取引先手配便の混在といった現場の複雑な実態をそのままモデル化しながら、拘束時間などの法規制をクリアし、かつ総輸送コストが最も小さくなるルートを提案する。

作成される計画は、拘束時間、連続運転時間、休息期間などの基準があらかじめシステムに組み込まれているため、意図しない法令違反を未然に防止する仕組みになっている。

また、単に移動距離を縮めるだけでなく、輸送費や労務費、各拠点での作業コスト、さらには遅延ペナルティなどを統合的に評価し、トータルコストが最も小さくなる最適な計画を毎朝自動で算出する。

さらに、急な予定変更が発生した際にも即座にルートを再計算して提示できるため、手作業による判断の遅れが原因で生じる配送遅延や、それに伴う信用低下の防止を支援する。

これにより、従来であれば担当者が約3時間を費やしていた毎日の計画作成業務を、AIが数十秒で完了させ、配車計画の策定にかかる時間を約8割削減することが可能になるとのことだ。

commonは、自動車物流をはじめ、メーカの部品調達や卸・小売業の店舗配送など、複雑な集荷・配送業務を抱えるあらゆる事業者を対象に同サービスを展開していく方針だ。

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