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理研、皮膚や臓器に密着するセンサー用導体開発

理研、皮膚や臓器に埋め込むセンサー用導体開発

胴体は皮膚や臓器に貼り付けることが可能だ

昨今、ウエアラブルデバイスや体内埋め込み型デバイスの開発が進んでいるが、そういったデバイスは日常生活を妨げることなく、必要な情報を長期間にわたって計測することが必要となる。

例えば、皮膚に極薄なセンサーが貼り付けられて、伸縮性も高く、水などにも強ければ、こういった計測はかなり楽になるだろう。

理化学研究所(理研)は、厚さ1.3マイクロメートルの皮膚および臓器へ密着し、生体情報を取得するためのセンサー用電極として使用可能な半導体を開発した。

導体は皮膚や臓器に貼り付けることが可能だ

今後、生体組織に匹敵する柔らかいセンサーを開発することで、生体適合性エレクトロニクスの応用につながるとしている。

今回開発したものは、厚さ約1マイクロメートルのシリコンゴム基盤上に、マイクロクラック構造を持つ金を成膜することで、伸縮性に優れた動体を開発したという。

この胴体は、電動性を維持しながら、人の皮膚やラットの神経と密着するのだという。水中でも強い接着性があるため、手洗いなどの日常生活や水泳などの激しい運動中でも心電図を安定的に計測できたということだ。

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