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フィットビット、心拍数の継続記録機能を備えたスリムなフィットネスリストバンド「Fitbit Alta HR」と新たな自動睡眠機能を発表

フィットネスウェアラブルデバイスのフィットビット・ジャパン合同会社は、「Fitbit Alta HR」と進化を遂げた自動睡眠機能を発表した。実用的な洞察とアドバイスを提供する機能がFitbitアプリに加わることにより、ユーザーは健康目標の達成に向けて、より多くの情報を得ながら健康とモチベーション維持に関わる行動を賢く判断することが可能となる。

「Fitbit Alta HR」は心拍数を継続記録するフィットビット製品のなかで最もスリムなリストバンド。最長7日間持続するバッテリーとともにPurePulse心拍計テクノロジー、エクササイズの自動認識、自動睡眠記録、スマート通知の全てを搭載しており、好みのスタイルへ簡単にカスタマイズできるスリムなデザイン。通販ショップ、家電量販店ECサイトで4月中旬より先行販売を開始、その後順次家電量販店やその他店頭で販売される予定。参考小売価格は21,384円(税込)。

今回発表された自動睡眠機能は「Sleep Stages」と「Sleep Insights」。「Sleep Stages」は心拍数の変化を活用しながら、浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠の時間を推測するとともに、夜間に目覚めた時間を毎晩記録することで睡眠の質をより正確に把握する。また、「Sleep Insights」は全てのFitbitデータを活用し、健康促進につながる睡眠の質を高める方法に関して、パーソナル化されたアドバイスを提供する。両機能は、2017年の春に全世界で利用可能となる。

「Fitbit Alta HR」

フィットビットは独自のチップを開発し、構成部品の小型化と品数を抑えることでFitbit Charge 2より25%スリムなデザインにし、多くのFitbit Altaユーザーから要望のあったPurePulse心拍計の搭載をAlta HRで実現した。スタイリッシュなリストバンドが一日を通して心拍数を継続的に記録し、ユーザーはより多くの情報を得ながら健康に関する行動を賢く判断することが可能となる。

また、「Alta HR」には様々な機能やテキスト通知によって、ユーザーとの繋がりを保ちながら目標達成に向けてのモチベーション維持をサポートする。

「Sleep Stages」と「Sleep Insights」

フィットビットでは今回、機能的な2種類の睡眠ツール「Sleep Stages」と「Sleep Insights」を新たに導入した。これらは2012年以来、数百万人もの人々による睡眠を記録した機能をベースとするもので、睡眠の質に関するより深い洞察と改善に向けてのアドバイスを提供する。食事と運動に加えて、睡眠は健康を司る大切な要素。快眠は循環器系疾患や糖尿病、肥満を予防し、神経認知機能や精神衛生、長寿を促進するなど、健康を維持するうえで重要な役割を担っている[6]。

「Sleep Stages」

「Sleep Stages」はPurePulse心拍計を搭載し、加速度計データと心拍数の変化(瞬間脈拍)、さらにフィットビッドが実証したアルゴリズムを活用することで、浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠のそれぞれの時間をより正確に推測するとともに、夜間に目覚めた時間を毎晩記録する。
フィットビット、心拍数の継続記録機能を備えたスリムなフィットネスリストバンド「Fitbit Alta HR」と新たな自動睡眠機能を発表

睡眠覚醒周期は個々によって異なるが、自分の睡眠の質とパターンをしっかり把握し、それらが日々の生活に与える影響を認識したうえで、食事や運動、就寝前のくつろぎ、継続的な睡眠スケジュールの管理を含めた生活習慣を徐々に変えながら睡眠の改善を図ることができる。十分な睡眠をとっているにも関わらず、朝の目覚めに体がだるいと感じる場合などは、深い眠りが十分に得られていないことが原因として考えられる。

睡眠パターンの記録は、その変化に気付くことによって何らかの問題をいち早く感知することにも役立つ。不規則な睡眠パターンは、医者による診断を仰ぐべき睡眠状態の兆候の表れとも考えられるからだ[11]。

フィットビットの睡眠専門家チームとともに2年を費やして開発した「Sleep Stages」は、これまで睡眠研究施設でしか得られなかった貴重な情報を数百万人ものユーザーにもたらすとともに、Sleep Insightsはユーザーの睡眠の質をを得るためのパーソナル化されたアドバイスを提供する。フィットビットは健康、慢性疾患、不眠症など睡眠と関係する広範な分野における豊富な専門的知識を有する専門家チームを構築している。

フィットビットは睡眠状態を予測するため、Alta HRを含めたフィットビット製品の機能に関して綿密な検査を行っている。これらの結果がフィットビットの新機能Sleep Stagesで確認されていることは、睡眠専門家や臨床医のための会議である「SLEEP 2017」でのプレゼンテーションのなかでも認められている。

「Sleep Insights」

「Sleep Insights」は250万年にも相当する延べ30億件以上の睡眠記録[12]に基づくFitbitデータから得られた深い洞察を活用し、睡眠の質、ひいては健康全般の大幅な改善に役立つ実用的なアドバイスや助言を提供する。例は以下の通り。

[1]デバイス上で安静時心拍数を表示するには、Fitbitアプリ内の表示設定のカスタマイズが必要となる。
[2] 参考文献:American Heart AssociationThe Canadian Journal of Cardiology
[3] バッテリー持続時間は使用状況に応じて異なる。
[4]参考文献:Diabetologia, April 2013
[5]近くに携帯電話があることが必要となる。
[6]参考文献:Institute of Medicine, Committee on Sleep Medicine and Research. Sleep disorders and sleep deprivation: An unmet public health problem. Washington: National Academies Press, 2006
[7]参考文献:Sleep, November 2004 and Sleep, December 1996
[8]参考文献:Sleep, November 2004 and Medicine & Science in Sports & Exercise, May 1997
[9]参考文献:Sleep, November 2004 Physiological Reviews, April 2013 and Cerebral Cortex, January 2011
[10]参考文献:Journal of Clinical Sleep Medicine, April 2007
[11]参考文献:Journal of Clinical Sleep Medicine, February 2014
[12]自動睡眠記録機能を備えたFitbitデバイスで2015年1月1日以降に記録されたFitbitデータに基づいている。
[13] 参考文献:Endocrine Development. March 2011

【関連リンク】
フィットビット(Fitbit)
Fitbit Alta HR
自動睡眠機能

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