近年、農地の集約化により、担い手農家1戸当たりの作業面積が拡大する傾向にある。また、水田の大規模化が進み、全水田の約9%にあたる約23万haが1ha以上の区画に整備されている。このような背景により、ほ場管理のためのスマート農業の必要性も年々高まっている。
このほど、ヤンマーアグリ株式会社は、収穫量センサーとスマートアシストを活用し、ほ場内における収穫量のバラツキを可視化する「収穫量マッピング仕様コンバイン」3機種を7月1日に発売する。
今回発売する「収穫量マッピング仕様コンバイン」は、スマートアシストリモートとの併用により、これまで把握できていなかった、ほ場1枚をさらに細分化した収穫量のデータを自動的に収集する。そのデータを活用することで、より安定的・効率的な営農が出来るようにする。
商品概要
- 商品名:ヤンマーコンバイン「YH6101,YM/YH6115,IM/YH7115,IM」(収穫量マッピング仕様)
- 適応作物:稲、小麦、大麦
- 商品価格:14,900,000円~17,180,000円(税抜、メーカー希望小売価格)
主な特長
収穫量マップの作成
収穫量センサーの情報とスマートアシストリモートの位置情報を基に、ほ場ごとに収穫量マップを作成する。収穫量マップによってほ場内の収穫量のバラツキを把握することができる。
オンライン上で収穫量データを確認
作成された収穫量マップは「収穫量マップサービスサイト」に集約され、収穫量に合わせて色付け表示されることによって、一目で状況が把握できる。また、表示されるメッシュサイズを、5m・10m・15m・20m で選択することによって、次年度以降のほ場整備や土づくり、施肥作業への活用を見込む。
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