Aquacraft株式会社と株式会社アイエンターは、アクアクラフトが提供する養殖管理サービス「uwotech(ウオテック)生産管理」と、アイエンターが提供する魚体サイズ算出装置「AI魚体サイズ測定カメラ」の連携を開始した。
「uwotech生産管理」は、給餌やへい死、魚体重などのデータを活用し、増肉係数や日間給餌率、日間増重率といった各種生産管理指標を自動で計算・グラフ化できるツールだ。
その計算には正確な魚体重データが必要不可欠だが、手動での魚体重計測は魚への負担も多く、多くの手間と時間を要する課題となっていた。
また、魚体重カメラを導入している企業では、従来の紙の野帳と魚体重データを別々で管理しており、計測データを十分に活用できていなかった。「複数回にわたる計測データの連携に手間と時間がかかる」というフィードバックを受けて、今回のサービス連携が実現した。
「AI魚体サイズ測定カメラ」を導入している企業は、非接触測定で魚に負担をかけずに正確な測定が可能となり、計測による魚の斃死や魚病リスクも回避できる。
さらに、「AI魚体サイズ測定カメラ」で得られた魚体重データが「uwotech生産管理」と連携できるようになったことで、給餌データやへい死データも活かしたデータ分析が可能となった。
これにより、生産データを活用した給餌量の最適化によるコスト削減や生産性の向上が期待できる。
なおアクアクラフトとアイエンターは、2024年2月21日~22日に開催予定の「第21回シーフードショー大阪」に出展し、「uwotech生産管理」と「AI魚体サイズ測定カメラ」の展示を行う予定だ。
この展示では、海面養殖に向けた生産性の向上、生育環境の改善、付加価値の創出を可能とする技術や機器が紹介される。また、会期中は「uwotech生産管理」と「AI魚体サイズ測定カメラ」のデモを実際に試すことが可能だ。
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