INSIGHT LAB株式会社は、株式会社プラントフォームとのプロジェクトで、アクアポニックスの養殖センサデータの自動取得及び、養殖と栽培データの一元管理を実現したと発表した。
アクアポニックスとは、魚の養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型農法だ。水産養殖で生じる魚の排泄物が、水とバクテリアを介して水耕栽培で育てられる植物の養分となり、植物が養分を吸収することで、魚の養殖に適したきれいな水に戻るというものだ。
従来の農業と比較して、水の使用量が少ないことや化学肥料や農薬を使わないことなど、環境問題への配慮の観点で評価が高く、近年は日本での導入も広まりつつある農法だ。
今回発表されたプロジェクトでは、アクアポニックスにおける養殖に関するセンサデータをRPAで自動取得し、適切な場所へ蓄積するシステムを構築した。なお、栽培に関するデータの自動取得・保管はすで実施されていた。
これまで手動で行っていたデータの取得や栽培データとの統合が自動化されるほか、データ取得が30分に1度自動で行われるため、統合されたデータをほぼリアルタイムに確認することが可能になった。
これにより、アクアポニックスの効率的な運用やリソースの最適化、品質管理、リスク予測などが可能になる。
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