製造業の現場では、AIの利活用による付加価値の創出や省人化、そして現場技術の承継が期待されている。そのためには、データは収集されるだけでなく分析のために「精製」される必要がある。
そのためには、データ精製・分析において高い精度とスピードをもつシステムが必要となる。そこで株式会社マクニカは「NVIDIA DGX-2」を本年3月1日に導入した。
「NVIDIA DGX-2」は、NVIDIAが開発するシステムの中でもAIシステムには必須である並列コンピューティングやディープラーニングに最適化された最上位機種だ。高速に相互接続された16基のGPUを搭載し、1台あたりの計算処理能力が1秒間に2,000兆回の浮動小数点演算といったディープラーニング性能を実現する。
マクニカは、顧客の課題をシステム要件に落とし込み、エコパートナーと自社のデータサイエンティストが最適なAIモデルを開発、クラウド環境のAIモデルへの実装からエッジ端末へのAIモデルの組み込み、および現場への実装までを支援している。そこで、「NVIDIA DGX-2」を導入することで、提供サービスの質を高め、ソリューション提案までの納期短縮につなげる。
また、現在マクニカではAI事業のターゲット市場として、AI x IoTソリューションを提案する製造業の他、流通、ヘルスケア、電力業界向けにもAIソリューションを提供している。今回のコンピューティングリソース強化により、そうしたターゲット市場への参入ならびにAIソリューションポートフォリオの拡張を行っていく方針だ。
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