働き方改革の推進や、少子高齢化による労働力の不足、ダイバーシティなど様々な社会課題の解決に向けて、AIなどの最新技術の活用への期待が高まっている。
例えば、AI活用の一つのVUI(Voice User Interface)である音声サービスでは、自然なアクションで、直感的で直接的に操作できる点を活かし、様々な機器と繋がり、膨大なデータを取得することが可能になる。
TISインテックグループのTIS株式会社は、「ことば」(人間同士の対話や音声)の価値を最大化しビジネスに新たな価値をもたらすサービスを「COET」(コエット)として事業展開し、そのサービスメニューとして会議を自動記録する「Record Meeting」のベータ版を4月より提供開始すると発表した。
「COET」は音声認識、音声合成、翻訳、対話のエンジンを組み合わせてTISが提供する音声・対話AIサービス。「Record Meeting」のほか、FAQや翻訳機能を提供するインバウンド対応サービス、音声認識・音声合成などの技術とAIスピーカーなどのデバイスやロボットを組み合わせて自動対話を実現するクラウドサービスなどのメニューを提供する。
デバイスは、TIS独自の「COETスマートスピーカー」を用いる。ビジネス向けスマートスピーカーで、指向性マイクによる発話者の識別が可能だ。
サービスにおいては、次の3つの特徴がある。
- Record Meeting (会議の自動記録) (ベータ版):
社内外の会議でテーブルにスマートスピーカーを置くだけで簡単に参加者毎のテキストと音声をリアルタイムに記録し、その場でスマホやPCで閲覧・編集・保存することが可能(特許出願中) - 多言語対応・音声自動案内サービス:
多言語音声対応によるFAQ、翻訳機能を搭載したスマートスピーカー活用サービス。TISのチャットボットサービス「DialogPlay」と組み合わせることにより、FAQの組み込みも可能で、音声での自動対話を可能にする。 - 音声対話組み込みクラウドサービス:
チャットボット、音声認識、音声合成などの技術を組み合わせて、デバイスやロボット、電話につなぎ音声による「自動対話」機能をワンストップで実現するクラウドサービス。
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