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ネクストシステム、カメラ1つで人間の骨格を3D解析するAI骨格検出システム「VisionPose Single3D」を発売

ネクストシステム、カメラ1つで人間の骨格を3D解析するAI骨格検出システム「VisionPose Single3D」を発売

昨今、骨格推定を用いたディープラーニングによる画像認識は、スポーツの動作解析や不審者・急病人の検知などさまざまな分野における活用が期待されている。

今回、株式会社ネクストシステムは、WEBカメラで人間の骨格を検出するシステム「VisionPose(ビジョンポーズ)」シリーズの1つとして、カメラ1つで人間の骨格を検出する「VisionPose Single3D」(以下、Single3D)を販売開始した。

VisionPoseは、WEBカメラのみで複数人の骨格深度情報を検出可能なAIエンジンを含むSDKパッケージ製品である。ディープラーニング(AI)による推論・解析を行い、リアルタイム映像だけでなく動画・静止画からも解析が可能だ。

具体的には、リハビリテーション支援用ロボットの姿勢確認機能などに利用されるほか、スポーツのフォームチェックアプリへの利用、工場や店舗での人の流れや動作の確認、医療、エンタメなどで導入しており、買い切り型であるため類似製品よりも導入しやすい。また、アノテーションツールを提供しているため、追加学習が可能である。

Single3Dは、同シリーズの別製品であるVisionPose(Standard)がカメラ2つを利用して3D骨格検出をするのに対し、カメラ1つで人間の骨格を3D骨格検出することができる。そのほか、2Dでの骨格座標の取得にも対応している。測定可能な関節の部位は3Dの場合で17箇所、2Dの場合で30箇所だ。また、Windows Unity向けのSDKを追加し、ゲーム開発やVR・AR開発時などに利用しやすくなった。

Single3Dで取得できる3D座標(17箇所)

Single3Dで取得できる2D座標(30箇所)

さらに、Single3Dを購入すると下記のサンプルアプリとツールが同梱されている。

「BodyAndColor with MICHICO」利用イメージ
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