三菱電機株式会社と三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(以下、MDIS)は、サーマルダイオード赤外線センサーで取得した人やモノなどの表面温度データを活用し、暗い場所や夜間での転倒やうずくまりなどをAI技術で自動検知する映像解析ソリューション「kizkia-Knight」を開発した。詳しい特長は以下の通り。
- 表面温度データを活用した映像解析技術により、夜間の見守りが可能
- 熱画像での解析により、プライバシーに配慮した見守りが可能
- スマートフォン等との連携で、いつでもどこでも簡単に見守りが可能
三菱電機のサーマルダイオード赤外線センサー「MelDIR」で人やモノの表面温度データを取得し、熱画像に変換する。その画像を三菱電機のAI技術「Maisart」で解析することで、転倒やうずくまりなど特定の動きや姿勢を自動検知が可能だ。また、従来の映像解析サービスでは困難だった暗い場所や夜間での見守りが可能となった。
映像解析には、対象の人の顔などの身体的特徴を特定しない熱画像を用いるため、トイレや介護施設の居室などプライバシーに配慮することが必要な場所での見守りが可能だ。
kizkia-Knightが検知した情報を利用者のスマートフォンやタブレット端末などに通知することで、24時間365日、遠隔からの見守りが可能となる。また、kizkia-Knightにセキュアで拡張性に優れたクラウドサービス基盤を活用することで、サーバーの設置やお客様によるメンテナンスが不要で、システム運用が容易になる。
両社は2021年7月に、介護分野向けにサービス提供を開始する。また、介護以外の防犯分野などにも適用範囲を拡大していく。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。