佐川急便株式会社とLISUTO株式会社は、2021年4月、資本業務提携を締結している。
このほど、LISUTOは、すでに展開する「AIタッガー」をOEM方式で佐川急便に供給することを発表した。佐川急便はそれを受け、新たに「スマートAIタッガー」の名称で、関東エリアを皮切りにEC事業を展開する全国の顧客などに販売を開始した。
LISUTOはイスラエルに開発拠点を構え、自動処理や、大量の情報を一度に分類・抽出・マッピング・多言語変換する独自開発のAI技術を有している。特に、商品カタログや商品データの構造化に関する専門知識を組み合わせた、EC特化型のAIシステム開発を行っており、すでにAIタッガーなどのサービスを展開している。
佐川急便は、EC事業者のサポートを目的とし、出荷支援や発送荷物のトレーサビリティ、決済サービスなどを提供する「スマートクラブ for business」や、自社サービス機能の一部を外部に開放するAPI連携を活用したサービス展開「スマートAPI」などにより、顧客の課題解決に結びつく各種サポートサービスを展開しているが、スマートAIタッガーを新たに始めることで、EC事業者の事業効率化や商品検索時のアクセス率向上などに貢献するという。
今後は、佐川急便の全国の顧客基盤を活用して、国内だけでも数万店を超える大手ECモールの出店者や自社ECサイトの運営者を対象に、関東エリアを皮切りにサービス展開し、2021年夏からは主要都市へ展開する。さらに、年内を目途に全国へ向け展開を進めていくとした。
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