ライオン株式会社は、目薬ブランド「スマイル」を通じて、瞳の状態をスコア化し、目薬選びをサポートするWEBコンテンツ「スマイル角膜チェッカー」のサービスを、2024年3月15日から開始する。
「スマイル角膜チェッカー」は、角膜ダメージや瞳のうるおい状態をケアする習慣の促進と目薬選びのサポートを目的としたサービスだ。ライオンが東京電機大学の長谷川誠教授と共同開発したAI画像解析技術を使用している。
具体的には、長谷川教授の研究発表「深層学習(人工知能)を用いてドライアイを検出する方法」が要素技術となっており、これは、人間の目では区別が難しい、軽度のドライアイをスマートフォンだけで検出する方法だ。
スマートフォンのデジタルカメラによる瞳の画像撮影から、目の画像と涙液量のデータセットを生成し、このデータセットを基に、ニューラルネットワークを使った実験を行い、AIの深層学習による精度の高いドライアイ検出を実証した。
これによりユーザは、自身の瞳をスマートフォンのカメラで撮影することで、その撮影画像を基に、角膜と涙の状態を10秒でスコア化し、トータルスコアを5段階表示を確認することができる。その後、角膜や涙の健康に関する情報提供を行う。
瞳のAIチェックをしているスマートフォン画面イメージ(左:画面に表示される緑色の枠内に顔がなるべく大きく映るように撮影 右:撮影した画像からAIが瞳を自動検知し、共同開発した画像解析技術により、角膜と涙の状態をスコア化している。)
また、ユーザが自身の症状や清涼感の好み、コンタクトの有無などに合わせて、「スマイル」ブランドの目薬を提案する機能も搭載されている。
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