株式会社フリックフィットは、AIとスマートインソールから取得した動作データを活用し、歩行特徴量を用いて個人を識別する認証方法を実現する歩容認証AIの開発に成功したと発表した。
この技術は、スマートインソールから取得した歩行データを解析する独自のアルゴリズムにより、歩行パターンの微細な違いを検出し、個人を識別するものだ。
現在、200人の歩行データに対して検証を行ったところ、サンプル中の各データポイントにおける個人識別精度は97%以上、各サンプルを単一クラスでスコア化した個人識別精度は100%であった。
スマートインソールに歩容データを事前に登録しておくことにより、その人が実際に使用しているかを解析することができる。
また、スマートインソールから収集される「圧力分布」「歩行速度」「歩幅」などのデータを基に、さらに精度の高い個人識別を実施することが可能だ。
これにより、カメラを活用した映像以外での個人識別が可能となり、さまざまな場面でのセキュリティ強化や出入り管理での活用例が挙げられている。
今後は、研究開発を進め、2025年の商用化を目指すとしている。また、さまざまな企業や団体との連携を強化するとのことだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。