株式会社ソーシャル・ネットワークは、同社が運営するシニア向け介護施設に、対話型AIキャラクターを導入する実証実験を、2024年6月から開始した。
この実証実験では、対話型AIキャラクターが将来的に介護サービス維持に貢献できるかを検証するものだ。その第一歩として、入居者の話し相手としてAIキャラクターを導入し、被介護者、介護スタッフ、施設運営者の課題解決を試みる。
対話型AIキャラクター開発は、東京のイノベーションファームmigak LLCが担当。今回の実証実験では、女性キャラクターを開発し、長野県に関する情報など、会話を楽しむための情報をインプットした。入居者との自然な会話を実現し、親しみやすい見た目と合わせて、高齢者に寄り添う存在として活躍するよう設計されている。
さらに、将来的にはセンサや入居者の個人データとの連携も視野に入れ、個々に合わせた会話を可能とし、会話の質を向上させることを目指すとしている。
加えて、見守り機能やレクリエーションへの活用も検討し、介護現場で活躍できる対話型AIキャラクターの確立と、介護業界の課題解決への貢献を追求するとのことだ。
なお、実証実験は茅野市、諏訪市、塩尻市、松本市、安曇野市に所在する7施設で実施している。
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