宮崎市は、ソフトバンク株式会社と共同で実施した生成AIの実証実験の結果、業務効率化の効果を確認し、来月から全庁的に利用を拡大することを発表した。
この実証実験では、Google Cloudの生成AIサービス「Vertex AI」を約100名の職員が活用し、議事録作成や内部文書検索などの業務で時間削減を実現した。
具体的には、文章の要約やアイデア出しができる基本アプリ、会議の音声を議事録に自動で変換するアプリ、組織内の文書から質問に答えるアプリの3つのモデルを構築した。
その結果、議事録作成の作業時間は約6割、内部文書検索の時間は約20分削減できることがわかった。
宮崎市は、これらの成果を受け、2024年10月から生成AIの利用を全庁的に拡大し、業務の効率化を図るとしている。

