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コードベース、工場の作業シフト作成をAIが自動化する「Rolle」の正式版を提供開始

コードベース、工場の作業シフト作成をAIが自動化する「Rolle」の正式版を提供開始

株式会社コードベースは、食品メーカと共同開発した、工場の作業シフト作成を自動化するクラウドサービス「Rolle(ロール)」の正式版の提供を、2024年10月23日より開始した。

「Rolle」は、工場などの現場スタッフのシフト作成を自動化するクラウド型システムだ。

ブラウザ上からスタッフのスキル情報や製品の製造計画を入力することで、AIが自動的に最適なシフト案を作成する。

作成されたシフトは、ドラッグ&ドロップなどの操作で調整が可能だ。また、AIが調整されたシフトを学習し、現場の特性に応じたパラメータを最適化するため、日々シフト割当の精度が向上する仕様となっている。

シフトの編集画面イメージ

また、複数の工場を登録し、それぞれに従業員や製造工程を紐付けて管理でき、工場ごとにシフトの作成や調整が可能だ。

従業員の管理は、氏名や役職などの基本情報に加え、勤務パターンや保有スキルを登録・管理できる。これにより、各従業員に最適な作業割り当てが可能になる。

従業員スキルマップのイメージ

さらに、製品の製造に使用する中間製品や作業内容を登録できる。作業内容には、作業負荷の大きさ、必要な人員数、作業開始のタイミングなどを設定でき、これらの情報がシフト自動生成時の条件として活用される。

製造工程の管理画面イメージ

なお、同サービスの開発は、広島県で3工場を運営する食品メーカから、作業シフトの自動化に関する相談を受け、開始されたものだ。

これまで作業シフトの作成を担当者がExcelを用いて手動で行っており、勤怠情報、従業員間の技量の差、作業負担、製品の製造計画を考慮するために多くの時間を要するだけでなく、担当者によってシフトの精度にばらつきが生じるという課題を解決するシステムをコードベースが納品し、定期的に実証結果を聞き取りながら、システムの改善と運用を進めた。

現場のフィードバックやさらなるニーズの分析を2年間重ねる中で、機能追加とインターフェースの全面改良を行い、今回クラウドサービス「Rolle」としての正式な提供が開始された形だ。

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