Salesforce、AIエージェントの運用を高度化する「Agentforce 3」の日本提供を開始

株式会社セールスフォース・ジャパンは、AIエージェントの可視性と制御性を高める新ソリューション「Agentforce 3」の提供を、日本国内で開始すると発表した。

このソリューションは、2025年6月にグローバルで発表されたもので、企業がAIエージェントを安心して導入・拡張するための包括的な機能を提供するものだ。

「Agentforce 3」の主な機能のひとつは、2025年10月提供予定のAIエージェントのパフォーマンスを可視化するダッシュボード機能である「Agentforce Command Center」だ。

この機能は、AI支援型開発ツールである「Agentforce Studio」に組み込まれており、顧客とAIエージェントの会話内容の分析、問い合わせの自己解決率、商談成約日数といったKPIを追跡する。

なお、「Agentforce Studio」では、AIエージェントを本番展開する前に、一括でテストケースの自動生成、実行、評価を行うための「テストセンター」も提供する。これにより、開発プロセスが迅速化され、AIエージェントの品質向上に貢献する。

また、2025年8月に提供予定の機能として、Agentforceのログデータを蓄積している「Data Cloud」が、ログ管理のオープン規格である「OpenTelemetry」のデータモデルに対応する予定だ。

これにより、「OpenTelemetry」をサポートする「Splunk」などの統合ログ管理プラットフォームとの連携が容易になり、AIエージェントを含むシステム全体の監視を一元的に行うことが可能になる。

他にも、200種類以上の業界特化型AIエージェントアクションが提供されるほか、Salesforceがホスティングする基盤上でAnthropicのモデルを稼働させる機能の追加や、AIエージェントの共通オープンプロトコルである「Model Context Protocol(MCP)」へのネイティブ対応などが挙げられている。

加えて、MCPサーバを発見し、簡単に追加できる仕組みである「AgentExchange」のパイロット提供を、2025年10月に予定している。これにより、30社以上のパートナーが提供するMCPサーバを通じて、多様なサードパーティ製ツールやリソースへの信頼性の高いアクセスが可能になるとのことだ。

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