株式会社オプティムは、同社が提供するMDM(モバイルデバイス管理)・PC管理サービス「OPTiM Biz」に、新たに「社内ITサポート用AIチャットエージェント」を追加したと発表した。
「OPTiM Biz」は、企業で使用されているスマートフォンやタブレット端末の管理、セキュリティ対策などをWebブラウザ上から一括で行えるMDM・PC管理サービスだ。
今回「OPTiM Biz」に追加された「OPTiM Biz 社内ITサポート用AIチャットエージェント」とは、IT関連の問い合わせやトラブルに対応する各社専用のAIチャットエージェントだ。IT環境の利用方法についての困りごとや疑問を、自然な会話形式で解決することができる。
例えば、アプリケーションの起動不具合やプリンタの接続トラブルなど、日常的に発生するITの利用に関する質問に対してAIが回答する。これにより、従業員は待ち時間なく解決策を得ることができ、情報システム部門への問い合わせ件数を削減することが可能だ。
また、セキュリティガイドラインやITルールなどを追加で登録することができる。これにより、社内独自のシステムやルールに関する質問に対して、登録したデータをもとにAIが回答する。
さらに、AIチャットエージェントが「OPTiM Biz」のMDM機能などと連携することで、問い合わせの解決に必要な従業員のIT環境や端末情報(OS、モデル、アプリケーションのバージョンなど)を自動で取得する機能を、2025年9月末から段階的にリリースする予定だ。
これにより、従業員は、環境を説明することなく個別の状況に合わせた回答をすぐに得ることができる。
なお、「OPTiM Biz 社内ITサポート用AIチャットエージェント」は、「OPTiM Biz」を利用しているユーザであれば追加費用なしで利用可能だ。
また、「OPTiM Biz 社内ITサポート用AIチャットエージェント」は、オプティムが提供する社内外の問い合わせ対応業務に活用できるAIチャットボットサービス「OPTiM AIRES(アイレス)」の機能の一部を搭載することによって実現しており、「OPTiM AIRES」を導入することで、ITに関連する問い合わせ対応を社内外での用途で活用することも可能とのことだ。
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