株式会社ヘッドウォータースと株式会社セキュアは共同で、無人店舗の運営課題を解決するAIエージェントソリューションを開発した。
同ソリューションは、AIカメラで撮影した映像から人物の姿勢や行動をデータ化する骨格検出により、来店客の行動データを取得し、購買行動を定量データ化して活用することで、品陳列・販促施策・レイアウト改善など、無人店舗運営における意思決定を支援するものだ。
これにより、AIカメラやPOSデータを組み合わせて棚卸・品出しを効率化し、SNSなど外部データも活用した発注提案を行う。
また、SNSや気象データ、地域イベント情報などをリアルタイムで解析した上で、サイネージ広告や館内アナウンスを即時生成する。
さらに、生成AI「GPT-5」による自律運営と、Microsoftが提供するAI開発・運用基盤「Azure AI Foundry」を活用した大規模言語モデル「Grokモデル」により、顧客行動や店舗状況をリアルタイムで分析する。
他にも、AIによる販売コールおよびアナウンスや、カメラデータを活用した混雑状況や顧客層に応じた広告展開、スマートフォンアプリを通じたパーソナライズレコメンドなどが提供される。
加えて、店舗業務においても、社内システムとの連携によるデータを基にしたレポート作成や発注業務を自動化する「店舗業務Agent」を提供する。
なお、個人情報は店舗内で処理されるため、プライバシー保護に対応しているのだという。
今後両社は、無人店舗運営を目指す企業に向けて本格的に導入提案を行っていくとしている。
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