ベクスト株式会社は、同社が提供するテキストマイニングツール「VextMiner」のクラウド版「VextCloud」について、新プランとなる「VextCloud Business」および「VextCloud Premium」の提供を2025年10月1日より開始した。
「VextMiner」は、大量の文書情報から必要な情報を発掘するテキストマイニングツールだ。数値情報とは異なり、人によって様々な解釈・分類が可能な文書情報を自動分類し、体系化の支援を行う。
今回発表された「VextCloud Business/Premium」では、クラウドLLMに接続された環境が標準で提供され、「VextMiner」に多数搭載されている生成AI分析機能を活用できる環境が整えられている。
具体的には、クラウドLLMを利用し、話題分類の自動化やRAGによる個社データに対応した検索・回答生成、自由にカスタマイズしたプロンプト(指示文)で属性情報の追加ができる。
また、「VextCloud Business/Premium」で標準搭載された「VextInsight」機能により、グラフ傾向の解釈自動生成や自由に観点を指定しての原文一括要約、課題に対する打ち手提案も行う。
なお、クラウドLLMを利用しない顧客に関しては、組み込み型またはGPU搭載型(VextCloud Premiumのみ対応)のローカルSLMを活用しての分析が可能とのことだ。
さらに、「VextCloud Premium」を契約のユーザに関しては、チャット形式でクイックに専門知識にアクセスして疑問解決が目指せるコンシェルジュ機能「VextConcierge(β版)」も、2025年10月1日から使るようになった。(トップ画)
「VextConcierge(β版)」では、AIエージェントの技術も利用しており、テキストマイニングや「VextMiner」に関連した質問を入力する事で、生成AIが同社のFAQ・マニュアル・Blog・HPなどを対象にナレッジベースの検索を行い、関連する情報へのリンクや詳細なマニュアル参照箇所を示しながら回答を提示する。
なお、「VextConcierge」の正式リリース時は、Vextシリーズ製品を利用している全てのユーザを対象に機能提供を予定しているとのことだ。
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