Kong株式会社は、同社が主催する「API Summit 2025」にて、企業がMCPおよびエージェント型AI開発を導入・拡大するのを支援する新しいサポート「Konnect MCP サポート」を発表した。
「Konnect MCP サポート」は、自律的なAIエージェントを支えるMCPベースのツールやアプリケーションを、企業が統合的かつ安全に構築・運用・探索・ガバナンスするための手段を提供する。
また、AI Gatewayにおける新しいMCPゲートウェイ機能が追加され、エージェント型AIが利用するMCPプロトコルに対応し、MCPサーバの自動生成や一元的な認証・ガバナンスが可能になった。
加えて、MCPサーバ向けに、APIエンドポイントをAIツールとして発見・構築・実行するための機能が組み込まれた。
ユーザは、Kong専用のMCP OAuth 2.1認証プラグインを使用することで、すべてのMCPサーバを一元的に保護できる。このプラグインはトークンを検証し、全サーバに対して一貫したセキュリティポリシーを自動的に適用する。
さらに、MCPツール、ワークフロー、プロンプトに関するデータを取得し、Kong Konnectのダッシュボードで分析することで、コスト最適化・パフォーマンス監視・ガバナンス強化を実現する。
既存のLLM分析機能に加えて、これにより開発者が構築するすべてのエージェントワークフローを完全に可視化することが可能になる。
他にも、Konnect Developer PortalをMCPサーバとして機能させることで、CursorなどのAIコーディングアシスタントによるAPIの発見とアクセスを可能にする。
「AI Integration Composer」機能では、MCPサーバ向けに、インテリジェントなAPIエンドポイントをツールとして発見・構築・マッピングし、「AI Integration Runner」機能では、構築されたMCPツール、サーバ、インテグレーションに必要なコードを生成・実行する。
なお、Kongは、「Volcano」という新しいオープンソースのソフトウェア開発キット(SDK)を導入し、MCP対応AIエージェントの作成を簡素化・高速化するとしている。
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