株式会社石垣は、株式会社KMSのAIソリューションを石垣向けにカスタマイズした「miyoru AI」を導入したと発表した。
石垣は、香川県に生産拠点を置くプラントエンジニアリング・メーカーだ。上下水道インフラ関連の「水環境分野 環境機械」、流体技術を集成した「水環境分野 ポンプ」、あらゆる分野の固液分離に対応する「産業分野 産業機械」という3つの分野で製品を展開している。
こうした中、石垣の現場では、メーカの製品仕様やメンテナンス運用に関する膨大なドキュメントを扱っており、必要な情報を迅速に探すことが難しい状況が続いていた。
現場からの問い合わせ対応では、情報を確認するために複数の文書を何度も参照する必要があり、業務の流れに影響を与えることもあった。
また、報告書作成や問い合わせ対応が担当者の経験や知識に依存していたため、同じ情報が異なる解釈で伝わることもあり、チーム内での情報共有のスピードや一貫性に課題が生じていた。
こうした状況は、業務全体の効率やサービス品質に影響を与える要因となっており、チーム全体の知識を均一化し、効率的かつ質の高い対応を実現する仕組みの導入が求められていた。
そこで今回、「miyoru AI」を導入した形だ。
「miyoru AI」は、AIソリューションがパッケージ化されているサービスだ。また、TeamsやSharePointとの統合により、既存のツールやストレージをそのまま活用でき、導入後すぐに日常業務で利用することができる。
今回「miyoru AI」を導入したことで、必要な情報を迅速に抽出できるようになり、問い合わせへの対応に活用することで、顧客満足度の向上にもつながった。
また、特徴の一つであるAIキャラクター性格設定機能により、チームの士気や一体感の向上に貢献しているのだという。
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