Datadog、インシデントの根本原因特定と調査を自律的に行うAIエージェント「Bits AI SRE」を発表

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Datadogは、システム障害が発生した際、根本原因の特定と調査を自律的に行うAIエージェント「Bits AI SRE」の一般提供を開始した。

Datadogは、モニタリング、開発、セキュリティワークフロー全体で自律的に動作し、組織がアプリケーションに関する問題をリアルタイムで解決できるよう支援するAI機能群を「Bits AI」として提供している。

今回提供が開始された「Bits AI SRE」は、2025年6月にDatadogが開催した年次カンファレンス「DASH」にて限定提供として公開されたもので、「Bits AI」の一翼を担うものだ。

「Bits AI SRE」は、企業のテレメトリ、アーキテクチャ、組織のコンテキストを認識し、アラートを調査して数分で実行可能な根本原因を提示するAIエージェントだ。

このAIエージェントは、Datadogが提供するプラットフォームから得られるデータによって稼働しており、アラートの迅速な特定と解決を支援する。

具体的には、アラートが発生した際、「Bits AI SRE」はランブック、テレメトリなどを高速に分析し、ノイズから信号を切り分け、根本原因に関する仮説を立てる。

その後、AIは自身の調査結果と仮説を検証し、最終的な原因を特定した上で、その結論をサードパーティのコラボレーションツールへ直接送信する。

これにより、これまで手動で数時間かかっていたトラブルシューティングが数分で自律的に実行できるようになる。

DatadogのChief Product Officerであるヤンビン・リー氏は、「Bits AI SREは、すでにグローバル企業から急成長スタートアップまで、多様な本番環境を含む2,000以上の顧客環境で試験運用されており、日常的なアラートから重大インシデントまで数万件にわたって調査が実行されている。多くの組織がすでにポジティブな成果を報告しており、我々が目指しているビジネス上の価値の実現を即時に反映しているものと言える。」と、成果について述べている。

なお、「Bits AI SRE」は、2025年6月に開催されたDatadogの年次カンファレンス「DASH」で発表された3つのAIエージェントのうち、最初に一般提供される製品とのことだ。

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