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三井物産、生成AIで不動産業務を効率化するプラットフォーム「AIDeeD」を開発

三井物産、生成AIで不動産業務を効率化するプラットフォーム「AIDeeD」を開発

三井物産株式会社は、生成AIを活用して不動産取引・運用業務を自動化・高度化するプラットフォーム「AIDeeD」を開発したと発表した。

「AIDeeD」は、物件の取得から保有期間中のプロジェクトマネジメント、売却時の資料作成に至るまで、不動産業務を一元管理するプラットフォームだ。

具体的には、設計図書や行政確認書類、定期点検報告書といった専門的な文書を、生成AIにより自動で命名・分類・整理する。さらに、書類の抜け漏れ確認や、リスク事項の抽出も行う。

「AIDeeD」の概要図

同社グループ内で行われた実証実験では、売却予定物件に関する約200ファイルの整理業務において、従来は手作業で約400分を要していた工程が、同システムの導入により90%以上削減された。

なお、この取り組みは、三井物産の社内制度「戦略的DX支援制度」を通じて実証実験が進められたものであり、得られた知財については既に特許出願が完了しているとのことだ。

同社は今後、2026年春から「AIDeeD」の本格提供を予定している。

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