GenX株式会社は、同社が提供する給与計算業務に特化した「タイムカードAIエージェント」の機能を大幅に拡張したと発表した。
「タイムカードAIエージェント」は、企業ごとに型や記載ルールが異なるタイムカードや勤怠表を構造理解し、OCRと自動給与計算を同時処理するクラウドサービスだ。
今回実装された新機能は、BPO現場特有の「データがバラバラに届く」という課題を解消するものだ。
従来の一般的なOCR技術では、タイムカードの「表(出勤)」と「裏(退勤)」が別々の画像として認識されてしまったり、基本給が記載された「雇用契約書」と残業時間が記載された「勤怠報告書」がリンクされなかったりと、最終的な給与計算データを作成するために多くの手作業が発生していた。
そこで今回、アップロードされた画像からタイムカードの表裏を自動で認識し、同一人物のデータとして結合するようアップデートされた。
また、従業員IDなどをキーにして、異なるレイアウトの帳票(勤怠報告書、変動データシート、各種届出書など)にまたがる情報をAIが自律的に紐づけ、1つのレコードとして統合出力することが可能となった。
さらに、情報の欠落を補完する機能も強化された。例えば、勤怠報告書に有給休暇の残日数が記載されていない場合でも、事前に登録された参照データ(固定データ)をAIが確認し、自動で数値を補完して出力データを作成する。
これにより、基本給や時給といった「固定データ」と、出勤日数や残業時間といった「変動データ」が一括で処理され、給与計算システムにそのままインポート可能な形式で出力されるため、BPO現場の業務効率向上に寄与する。

