KPMGジャパンを構成するKPMGコンサルティング株式会社と有限責任 あずさ監査法人は、AIを活用してベテラン人材のノウハウを抽出し、組織全体で活用可能な知識基盤の構築を支援する「暗黙知の形式知化エージェント」の提供を開始したと発表した。
同サービスは、複数のAIエージェントを中央で制御し、タスクに応じて役割を割り当てる「オーケストレーション型AIエージェント」を採用している。
これにより、複雑な業務であっても複数のAIが協調して処理を行い、効率と精度を飛躍的に向上させることが可能となっている。
具体的なプロセスとしては、まずベテラン職員へのヒアリングを通じて、個人に蓄積された経験や暗黙知を抽出する。
次に、得られた情報と社内外のデータをナレッジデータベースへ統合して知識を構造化する。
そして、複数のAIエージェントを連携させることで有識者の判断プロセスを再現可能な形式知へと変換し、業務の標準化や意思決定の支援、社内教育などに適用していく仕組みだ。
ユースケースは、経理業務やリスク管理における専門知見の蓄積をはじめ、高い成果を上げる営業担当者のノウハウ共有、インフラメンテナンスにおける保守技術の継承などでの適用が見込まれている。
KPMGジャパンは今後、まずは経理業務から同サービスの適用を開始し、製造業や金融業など多様な業界に対して暗黙知の形式知化とAIによる自動化を推進していく計画だ。

