米1mindは、実際の商談に名前付きの参加者として同席し、顧客と直接対話するAI「Ride-Along」の提供を2026年5月19日より開始したと発表した。
「Ride-Along」は、ZoomやMicrosoft Teams、Google Meetといったウェブ会議システムに自律的な参加者として加わるシステムだ。
具体的には、商談において、AIが複雑な製品知識に基づく質問に答え、スライドを提示し、実際の製品画面を操作しながらのデモンストレーションなどを行う。
実際のカーソル操作と音声を用いてUIをリアルタイムで案内する「ライブ製品デモ」機能を備えており、初めて使用するユーザに対しても基本操作から高度な機能までを導くことが可能だ。
また、独自の技術を用いてAIのハルシネーション(事実誤認)をほぼゼロに抑える安全対策が施されており、価格や技術情報、高度なデモ機能などに関して、常に企業の公式情報に沿った正確な回答を担保しているのだという。
さらに、商談中のリアルタイムな対応にとどまらず、通話後には顧客の重要なシグナルを捉えて構造化された要約を生成する機能も備えている。
これにより、営業チームはすべての通話後に実用的な洞察を即座に得ることが可能となる。
実際に同システムを導入した企業では、コンバージョン率が2倍から5倍に向上したほか、営業サイクルが62%短縮されるといった具体的な成果が上がっているとのことだ。
また、人間の介入なしに11万ドル規模の案件をAI単独でクロージングした事例も報告されている。
1mindは、同機能を、Webサイトでの初期対応から製品ガイド、カスタマーサクセス、サポートに至るまでを網羅する同社のプラットフォームの一部として展開していく方針だ。
同社CEOのAmanda Kahlow氏は、「購買行動が変化する一方で企業の営業手法が変わっていない。AIによる自律的なサポートを通じて顧客体験を向上させることが重要だ」述べている。

