ByteDanceが提供するショートムービープラットフォームTikTokは、AI生成コンテンツを見分け、理解するための新たな取り組みを2026年7月10日に発表した。
今回の発表では、AI生成スパムの検出システムの改善テスト、コンテンツの出所を証明する標準化団体「Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)」の運営委員会への参加、および専門家と連携したAIリテラシー教育の拡充が実施される。
AIを悪用したスパムの排除とコンテンツの透明性確保を業界標準の枠組みを用いて強力に推進することで、プラットフォームの健全性とブランドセーフティを維持し、クリエイターとユーザー双方のエンゲージメント低下を未然に防ぐ方針だ。
具体的には、政治や時事、金融アドバイス、医療関連といった公共の信頼やウェルビーイングにリスクをもたらす可能性が高いトピックを対象に、AI生成スパムの投稿を目的としたアカウントの検出システムを改善するテストを数週間以内に実施する。
また、コンテンツの出所と信頼性に関する標準化団体であるC2PAの運営委員会に加わり、AIの透明性を高める技術の業界全体での普及を牽引する。
なお、同社はこれまでにも、クリエイター向けのラベリング機能や不可視ウォーターマーク技術などを組み合わせ、すでに30億以上の投稿動画に対してAI生成コンテンツとしてのラベル付与を実施している。
また、TikTokは技術的な対策に加え、ユーザ自身がAI技術に関する体験をコントロールできるようにするための教育の重要性にも着目している。
業界パートナーであるNAMLEなどと協力してAI技術を責任ある形で利用するためのガイドを作成し、アプリ内の新たなハブを通じて実践的なスキルを学ぶ機会を提供する。
さらに、信頼できる専門機関がAIリテラシーを高めるコンテンツを制作できるよう、今後も同プログラムへの投資を継続するとしている。

