アクセンチュアとServiceNowは2026年8月4日、エージェント型AIを活用してリスク管理基盤の刷新とレガシーシステムからの移行を加速する新たな共同サービスの提供を開始した。
同サービスは、ServiceNow AI Platform上に構築されたマネージドセキュリティサービスと、レガシーシステムからServiceNowへの移行を自動化するアクセンチュアのAIソリューションという2つの中核要素組み合わせた統合ソリューションだ。
自律的に判断して行動するエージェント型AIの搭載と、これまで部門や環境ごとに分断されていたリスク情報の統合一元化を支援する。
統合リスク管理およびサードパーティリスク管理サービスでは、AIエージェントが自律的にベンダーなどのサードパーティを継続的に監視し、そのライフサイクル管理を自動化することで、サプライチェーン全体に潜むリスクをリアルタイムに検知する。
また、製造現場などの産業用制御システム(OT)とITの双方のリスク管理を単一のプラットフォーム上へ統合することにより、重要インフラを含めた企業全体のセキュリティ可視性と脅威検知能力を向上させる。
さらに、AIエージェントが最新の規制変更をリアルタイムで追跡し、必要な対応を自律的に自動化するプロアクティブなコンプライアンス管理機能を備えている。
これにより、企業はインシデントが発生する前にリスクを識別し、先手を打って対策を講じることが可能となる。
新たなリスク管理基盤への刷新を阻む最大の障壁となっていた「移行コスト」と「システムの複雑性」に対しては、アクセンチュア独自のAI移行ソリューションが機能する。
従来のセキュリティシステムの更新では、膨大なデータを移行する際の手作業による確認プロセスや、それに伴う業務停止のリスク、莫大な移行コストが意思決定を遅らせる原因となっていた。
これに対し、同サービスでは、AIが既存のレガシーシステムからServiceNow AI Platformへのデータ移行プロセスを高度に自動化し、データの不整合やエラーを自律的に修正する。
ServiceNowでセキュリティおよびリスク製品を担当するルー・フィオレロ氏は、「今後サイバーセキュリティには、AIを活用した自律型オペレーションが不可欠になる」と言及している。
また、アクセンチュアでサイバーセキュリティグローバルCTOを務めるレックス・セクストン氏は、「プラットフォームを大事にすることで、企業がセキュリティ運用を刷新し、レジリエンスを強化するとともに、サイバーセキュリティをビジネス上の信頼と俊敏性を高める原動力に転換できるよう支援する」と述べている。

