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Sansan、Claudeを組み込んだAIエージェント機能を契約AXに搭載

Sansan、契約AXにClaudeを組み込んだAIエージェント機能を搭載

Sansan株式会社は2026年8月17日、同社が提供する契約AX(アジリティ・トランスフォーメーション)サービス「Contract One(コントラクトワン)」において、米Anthropic社のAIモデル「Claude」を組み込んだ新機能「AIエージェント Powered by Claude」の提供を開始した。

「Contract One」は、自社開発のAIとオペレータ補正を組み合わせ、紙や電子といった形式を問わずに契約書を一元管理する契約AXサービスだ。正確にデータを抽出し、契約書同士の関係性を自動でひも付け流ことで取引の全体像や変遷を可視化し、契約条件のコントロールを可能にする。

今回発表された機能は、「Contract One」上に構築された正確な契約データベースを基盤に、利用者がContract Oneの画面上にある「AIエージェント」ボタンを押して自然言語で指示を入力することで、親子関係のある契約書を含む複数の契約書をAIが横断的に検索・分析・要約するチャット機能を提供する。

「Contract One」の画面上にある「AIエージェント」ボタン

従来の法務業務では、特定の企業との取引状況を確認するために、過去の複数の契約書を一つひとつ手作業で開き、それぞれの内容を読み解いて比較する必要があった。

これに対し、今回の機能では、画面上のチャットで「A社との契約が現在どうなっているか要約して」と自然言語で質問することで、AIが関係する複数の契約書を一括で分析し、文脈に沿った分かりやすい要約を提示する。

さらに「顧問契約の一覧分析」や「準委任と明記されている業務委託契約の総件数の算出」といった、従来であれば極めて困難であった複雑な集計や横断的な条件検索も数秒で実行可能だ。

この実用性を担保しているのが、Contract Oneが持つ独自のデータ構造化技術だ。AIとオペレータによる二重のチェック・補正を用いて、紙や電子などの形式に関わらず、全ての契約書を100%正確なデジタルデータとして蓄積し、契約書同士の親子関係の紐付けや社名変更に伴う企業情報の名寄せ(構造化)を事前に完了している。

AIが学習・参照する元データ自体が最初から正確に整理されているため、生成AIがもっともらしい嘘を出力する現象(ハルシネーション)を最小限に抑えている。

さらに同システムは、対話による回答機能に留まらず、AIがより自律的に一連のワークフローを実行する「Skill(スキル)」機能も備えている。

利用者が新しい契約書のドラフトファイルをシステム上にアップロードすることで、AIが自社で事前に設定した契約基準やコンプライアンスポリシーに基づいて自動でレビューを完了させる。

契約書内のリスク要因や修正すべき箇所の指摘、代替文案の作成にいたるまでの一連のタスクをAIエージェントが自律的に実行するため、法務部門における定型的な確認プロセスや一次審査にかかる負担の軽減が期待される。

また、プログラミング不要の直感的なノーコードデザインが採用されていることで、導入にあたって特別なITスキルの習得や外部ベンダーへの依存を必要とせず、現場の法務担当者がその日のうちから活用を開始できるのも特徴である。

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