パナソニック コネクトグループは、同社が提供する現場映像活用サービス「Cameleo(カメレオ)」において、利用者が設定した指示に基づき、生成AIが現場のカメラ映像や画像を定期的に巡回・確認する機能を2026年12月より提供開始すると発表した。
「Cameleo」は、カメラで撮影した映像をクラウド上に録画することで、PCやスマートフォン・タブレットで遠隔監視することができる、ビジネス向けのクラウドカメラサービスだ。
今回「Cameleo」に追加された機能は、これまで人が目視で行っていた現場の巡回・確認業務を、生成AIが支援し、現場の状況変化や改善が必要なポイントを文章と画像で報告するものだ。
利用者が確認したい内容を文章(プロンプト)で設定することで、生成AIが定期的にカメラ画像を解析して状況を判別する。
例えば、清掃状況の確認や売場陳列の乱れ、注力商品の欠品などを自然言語で判定できるほか、「あるべき状態」の基準画像と照合させる判定運用にも対応する。
判定頻度は最短10分から設定可能であり、異常や確認を要する事象を検知した際には判定画像付きのメールが即座に管理者に送信されるため、現地へ赴くことなく確実な状況把握と迅速な現場介入が可能となる。
なお、先行して実施されたコンビニエンスストアにおける実証実験では、発注締切前にAIが欠品を自動検知して店長へ指示を出すことで機会損失を回避できたほか、スーパーバイザーの巡回確認工数の削減と指導品質の向上が確認されている。
実証に参加したスーパーバイザーからは、「訪店しなくても売場状況を遠隔で確認でき、店舗へ個別に写真送付を依頼する必要がなくなり、売場状況を短時間で把握できるようになった」「欠品がある店舗や、販促を実施していない店舗を優先的に確認できるため、店舗指導の質が向上した」などの声が寄せられているとのことだ。
今後は、2026年12月の正式提供に向け、さらなるAI解析精度の向上を図り、店舗管理から設備点検、河川の安全監視に至るまで幅広く現場DXを支援していく方針だ。

